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海外でブランド品を買う

海外でブランド品を買うのにいちばん便利なのが免税店。だが、免税店とひと口にいっても、タックスフリーとデューティフリーがある。タックスフリーは、消費税や物品税などの内国税の免除のことで、この看板のでている直営店での買い物は書類申請しないと、税金分はもどってこない。デューティフリーは、内国税のほかに輸入関税も免除になり、そのぶんさらに安くなるという。ブランド直営でタックスフリーの店では、一定金額以上の買い物をしないと税金がもどってこないから、どうしても直営店にしか置いていないというシーズン新商品でもない限り、小物などはデューテイフリーがお得。エルメスのスカーフなどは、飛行機の中の機内販売であつかわれることもあり、ツアーのスケジュールしだいでは、こちらで買うほうが便利ということもある。エアラインによって得意ブランドがあり、やはり自分の国の商品ラインナップが充実している。

大衆路線のジェントルマン神話を握造

従来の製服産業はこんなに不便で非合理的だった、という嘆き節をつらつらと並べ、それにひきかえモーゼズはこんなにすばらしいと持ち上げる。だから迷わずモーゼズヘ行こう、というまとめにもっていく。パターンーであれ2であれ、「ジェントルマンの着る服」という神話づくりという観点から見れば、さすがモーゼズは商売人。リージェンシー・ダンディとヴィクトリアンージェントルマンのいいとこどりだけをして、しまった。よく言えば中道。悪く言えば妥協。ジェントルマン志願の勢の中産階級・労働者階級の財布のひもをゆるめさせるために、大衆路線のジェントルマン神話を握造し、商売上の戦略にちゃっかりと使ったのである。たとえば彼は、時代背景や思想、業績など全くおかまいなしに、洒落者として名を馳せた歴代の名士の名前や名セリフを列挙する。そこではブランメルも戦争詩人のトマスーキャンペルも全く同列の扱いである。ご都合主義の模範のようなやり方である(現代のタイアップ記事でも、宣伝効果を高める手法として、製品の「愛用者」である有名人の顔写真や名前を並べるという方法がある)。

クラシックカジュアルを表現したいときは?

靴は紐つきの黒かダークブラウン。紐つきのスウェード。黒のローファー(紐なし靴)を選択するときは、できるだけ上質のものを。ローファーは上質なものとそうでないものがすぐに分かるので注意する。金具つきでないものを。金具は、モンクストラップ以外、チーフに見える。カジュアルの思想に「もっとも金をかけるべきは、パンツと靴である」と述べた理由はそこにある。クラシックなスタイルと違って統一感がないので、下半身(靴とパンツ)が目立ちやすいのだ。したがって、フランネルのパンツも、できるだけ上質のものを。3〜4万程度のイタリア物がよい。フランネルも、地の厚さ、表面の毛ばだち、グレイの色のバリエーションが相当あるので、5〜6本は用意する。クラシックカジュアルを表現したいときは、見た目にあまり毛ばだっていないような素材がよい。


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