下金山に停車。白い風景の中に広がる小さなホームを乗客が1人、ひっそりと歩いてゆく。まるで映画のワンシーンを観ているかのようだ。また、次の金山では側線に、半ば雪に埋もれたラ。セル車が留置されていた。かなり、このあたりは雪深いようだ。金山を出て、金山トンネル、空知川トンネルを抜けると左手にかなやま湖が広がる。空知川を堰き止めて造られた人工湖だが、かなりの大きさだ。だが、この寒さに広大な湖面は凍りつき、その上に雪が偵もっている。葉の落ちた原生林がそびえる周囲の山並みとひとつになり、そのモノトーンの情景の美しさに心を奪われた。件のヤングミセスも、その見事な車窓に気づき、思わず声をあげていた。東鹿越に停車。駅近くにセメント工場がある関係か(駅から引込線が続いている)、ホームに70センチ大もの石灰岩が丸ごと置かれているのを、3年前に目撃した。その岩の表面に黄色い文字で、ご丁寧に「石灰岩」と記してあったのをユーモラスに感じたものだが、今はそれも雪の中。ここで4回目の交換が行なわれる。
ピカデリーサーカスから1本南に入ったジャーミンストリートは、“英国紳士はここで作られる”といわれるように紳士のための高級店が集まる御用達ストリートだ。チーズ専門店の「パクストン&ウィットフィールド」やオーダーメードのワイシャツで有名な「ターンブル&アッサー」、花の香りの専門店「フローリス」など名店がある。その先のセントジェームズストリートには靴の「ジョン・ロブ」もある。またボンドストリートには前出の高級文具店「スマイソン」、シャンプーから真鏑製のカミソリまで揃う「ペンハリゴンズ」、高級宝飾店の「アスプレイ」などがある。特にスマイソンではネーム入りの便湿や封筒を、自分の好きな色やデザインで注文できる。また、ペンハリゴンズでは王室御用達のフレグランスが美しいパッケージで手に入る。ロンドンの繁栄はデパートで知る老舗専門店をハシゴするストリートショッピングも楽しいが、ロンドンでは建物自体が重要文化財のようなデパート巡りも魅力的だ。
ハワイで40度近い高熱を出し、病院に行ったことがあります。キャッシュレスといって、保険会社に医療費の請求をしてくれるというシステムのところです。診察室に入って待っていると、アメリカ人らしい金髪の健康的な女医先生が、「ハア〜イ」といいながら入ってきます。そして自己紹介。私も熱が出ているのに、自己紹介。圧倒的にフレンドリー。彼女は、私を診察室のベッドに座らせて、診断します。「OK、ユーはね、疲労から発熱している。ユーの治療方法は2通りあって、注射をする、あるいは投薬どっちにする?」。なんと、治療方法を患者が選べる。びっくりしました。どう違うのですかと聞いてみると、「注射はね、一回打てば効いてくる。薬はね、自分で時間をあけて、コントロールして飲む。治ったら止めていい。効き目は同じだけど、薬は飲み忘れることもあるから気をつけて!」私は薬のほうを選びました。処方釜を書いてもらい、薬局へ。治療費は8000円でしたが、キャッシュレスで私は支払いませんでした。