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ネット企業の歴史

ネット企業の歴史は一九九四年に始まる。ところが、ネット企業の歴史を振り返るうえで、決して忘れてはならない重要な年がもう一つある。それは、一九九四年から五年さかのばった、一九八九年。一九八九年は、NTTがダイヤルQ2サービスという新しい音声情報サービスを始めた年だ。そこでまず、ダイヤルQ2サービスを使った音声情報サービスの仕組みを簡単に説明しよう。音声情報サービス事業者がダイヤルQ2サービスを申し込み、自動音声応答による惰報サービス番組(当時は、健康や育児相談、クイズ、アダルトなどの喬組が主流だった)を始めたとする。利用者がその番号に電話をかけて音声番組を聞くと、通話料のほかにその番組を聴いた時間に応じた利用代金が一緒に課金される。しかもその利用代金は、NTTが電話料金と一緒に請求する仕組みになっている。つまり、音声情報サービスを事業者にとって、ダイヤルQ2サービスほど有難いサービスはないということになる。

意思決定のプロセスが変化してきた

従来の会議には、意思決定に必要な要素以外のさまざまな要素が入り込んでいることが、次第に明らかになったとも言えます。たとえば、全員が集まれないという可能性。集まれなかった場合、そこで意思決定されると、その意思決定のプロセスは、このなかに入っていない人間に伝えることがむずかしい。それに対して、意思決定がインターネットで電子メールなどで行われるとその記録が残るし、そもそも集まれない人も意思決定に加わることができます。また、顔を合わせたときに恐い顔をして圧力をかけるとか、別室での密談とかも一切ない。このようなわけで、「集まれないからしかたなくインターネットで」というのではなく、インターネットでやったほうがよいから、インターネットで」というところまで、意思決定のプロセスが変化してきたのです。

ネット銀行の中でもソニーと住信SBIだけ

金利は常に見直しされるため、ここで具体的な利率を掲載するのはできれば控えたいのだが、ネット銀行と既存銀行との金利の差を示すためにあえて記すなら、JNBの普通預金は0.30〜0.40%、これに対してみずほは0.2%である。また定期預金の場合、1000万円以上の大口定期は、TJNBが0.870%(ネット定期は0.871%。いずれも1年)、みずほは0.40%(1年)と、2倍以上の開きがある(2008年2月21日現在)。つぎに、「金融の原則」から、銀行は、預かったお金を融資に回して利ざやを稼がなくてはならない。小口の決済に軸足が置かれているネット銀行は、一般の銀行に比べるとローン商品などはそれほどバラエティに富んでいるわけではない。カードローンなどはあるが、たとえば住宅ローンが組めるのは、ネット銀行の中でもソニーと住信SBIだけであったりする。


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